靴下とスーツと私
背景として
高級なスーツで決めている人が脚を組んだときに、厚地の綿の白い靴下がずり下がっているのが見えたら、どう思うだろうか。
せっかくの好印象が台無しだ。マナーにうるさい人は仕事の相手として良識まで疑いかねない。
ビジネススーツに合わせる靴下選びは難しいことではない、鉄則さえ覚えておけば問題ないのだ。
スーツに合った靴下選び
色は黒が最も好ましいとされていて、あとは濃いグレーか濃紺と決まっている。ブラウン系のスーツの場合のみ、濃いブラウンの靴下も選択肢に入れてもよい。
柄選びはもっと簡単だ。とにかく無地にすればいい。変な柄が入っているのはどうみても地雷です。
理想的なものはリブ編みのもの。柄がないとつまらないと思うかもしれないが、上質のものを履き続けているとそのよさが分かる。
素材や長さ
素材はウールがいい。木綿の厚手などはもってのほか!
肌が透けて見えるような黒いシルクの靴下は礼装用だと心得ておこう。
長さについては、足を組んだときにすね毛が見えないように、できれば膝下までくるハイソックスが望ましい。
どうしても違和感がある人は、ソックスがずり落ちないようにガーターを使う手もある。しかしこれは上級者のみに許されている。
靴下で遊ぶことが許されているのは、カジュアルウェアの場合のみ。アーガイル・チェックや柄入り、鮮やかな色合いなどは、カジュアルな服にさりげなく合わせてこそオシャレなのだと覚えておきたい。